胸と背中、上腕二頭筋と上腕三頭筋のように、筋肉の前側と後ろ側を組み合わせて交互に鍛えるのがスーパーセット法です。
同時に相反する筋群を鍛えることでより強度の高いトレーニングが可能となるほか、休息時間を短縮でき、時短トレーニングとしても優秀です。
胸と背中のスーパーセット法の例をご説明しましょう。
この繰り返しで3~4セット行います。
少し休憩したあとは、インクラインベンチプレスとチンニングのセットなど、胸と背中の相反する部位のメニューを1セットとしてそれぞれは休息を入れないか短くして行います。
このように胸と背中を1セットにして鍛えることで、どちらの筋群も片方だけのセットよりもより強い筋力を発揮できることが研究によってわかっており、筋トレの質が高まり結果的に筋肉の成長を促す事が可能です。
スーパーセット法で異なる筋群を一気に鍛えると、胸の休息時間に背中のトレーニングに充てることができ結果的にトータルの休息時間が短くなるため、トレーニング時間の短縮になるとともに、常に心拍数を高めておくことができるので、成長ホルモン分泌の促進も期待できます。
ハードなトレーニングとなるため初心者向けではありません。スーパーセット法を行っていても休息時間が長すぎれば効果は半減です。できるだけ短い休息時間で2組の筋群を1セットで鍛えていきましょう。
結果的に成長ホルモン分泌が高まり、筋肉の成長を促すとともに、成長ホルモンは体脂肪燃焼の働きも促すためより理想的な体型を手に入れることができます。
スーパーセット法は週に何日もジムに行けない人向けにお薦めです。
例えばこんなメニューはいかがでしょうか。
月曜日・・・胸と背中と肩
火曜日・・・脚
水曜日・・・休み
木曜日・・・休み
金曜日・・・上腕三頭筋と上腕二頭筋
土曜日・・・休み
日曜日・・・休み
週に3回だけのトレーニングです。これをスーパーセット法で通常なら別々の筋群の2セットを1セットとして連続で鍛えていきます。時間短縮によって1回のトレーニングは1時間あれば終わるでしょう。
時短トレーニングとしてもとても有効ですので、社会人の方など時間があまり取れない方はぜひスーパーセット法を取り入れてください。